- メールを送ったのに、先方からは届いていないと言われる。
- 知らない間にお客様の迷惑フォルダーに割り振られ、埋もれてしまう。
- メールが戻って来てしまう。
このようなメールのトラブルが、独自ドメインを利用したメールアドレス(当社で言えば info@yamanashisyuukyaku.com など)で多くなっています。
また、Googleはメール(gmail)のスパム判定基準を強化しており、独自ドメインを利用したメールの身元が分からない場合にはブロックされたり、スパム判定を受けてしまうことが多くなっています。
そこで「このメールアドレスはスパムメールじゃありませんよ」という設定を独自ドメインにしてあげることで、そのようなトラブルを軽減(100%防げるわけではありませんが)することができます。
具体的には以下の3つの仕組みがあります。
- SPF
- DKIM
- DMARC
いずれもドメインのDNSレコードに追記するため、設定自体はホームページ制作者またはメールマーケティング担当者が行うことが望ましい内容です。
今使っている独自ドメインのメールに3つの仕組みが設定されているかをチェックする方法などもお伝えしますので、最後までお読みください。
※独自ドメインのメールを使っていない方には必要ありません。
※1日あたり5000通以上の配信をする送信者はDKIM署名・SPFレコード両方の設定が必要ですが、配信数が5000通未満の送信者はDKIM署名・SPFレコードのどちらかを設定をしていれば問題ありません。ただし、DKIM署名・SPFレコードはどちらも「なりすましメール」でないことを証明する重要な仕組みなので、1日あたりの配信数が5000通未満の送信者でも両方設定をするのがおすすめです。
目次
3つのメール認証の仕組みについて
「このメールアドレスは大丈夫ですよ」という仕組み3つの説明をざっくりとお伝えします。
- SPF…Sender Policy Frameworkの略。「メールの発信元サーバーが、偽装されたものではない」と証明する仕組みです。
- DKIM…Domain Keys Identified Mailの略。「送信者がメッセージに【著名】を付与できる暗号技術」です。メールの受信者は、そのドメインを管理する送信者が責任をを持って送信したかをチェックできます。
- DMARC…Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformanceの略。メールの認証を行うSPFとDKIMを利用して、メールの信頼性を判断するプロトコルです。
それぞれの仕組みがどのようなものなのか、更に詳しく知りたい方は以下のSendGridさんの記事をご参照ください。
自分の使っている独自ドメインに各種レコードが設定されているか調べる方法
SPFやDKIM、DMARCの恩恵を受けるには、自分が利用しているドメインのDNSレコードに適切に記載されていることが必要です。
独自ドメインを取得してレンタルサーバー契約した時にSPFレコードが既に設定されていることもあります。
自社の独自ドメインに設定されているかどうかをすぐにチェックできるツールが各社から提供されていますので、まずは以下のサイトでチェックしてみることをおススメします。
もしレコードが見当たらない場合、ホームページ制作者などに設定をお願いするとよいでしょう。
まとめ
独自ドメインのメールが相手に届かない時に、自社でできる対策をお伝えしました。
ホームページ制作担当やメールマーケティング担当が設定が分からないという場合は、設定を他社にお任せすることもできますし、当社でも対応を致します。
お困りの際はご相談ください。