・FacebookページとInstagramアカウントの連携方法
・FacebookページからInstagramに投稿する方法
FacebookとInstagramの日本国内における月間アクティブユーザー数は
▶Facebook → 2,600万人(2019年)
▶Instagram → 4,600万人(2022年)
となっており、FacebookよりInstagramの方が利用者数が多くなっています。
Instagramは「リンク機能が使えない」ため、Facebookに比べれば企業情報が伝えづらい部分はありますが、写真と親和性の高いビジネス(観光、食品など)では無視できない状況となっています。
そこで今回は、
- パソコンでInstagramのアカウントを新規作成し
- Facebookページ(ビジネスページ)と連携させる。
方法をお伝えします。
この設定を行うことでInstagramでもビジネスをアピールできるようになるだけでなく
- FacebookページとInstagramに同じ投稿を別々にする必要がなくなる。
- Facebook広告を配信するときに、Instagramアカウントでも広告が配信できるようになる。
といったメリットがありますので、設定してみてください。
Instagramのアカウント取得
パソコンでInstagramのアカウントを新規取得するには、以下のURLをクリックします。
Facebookページに紐づけるInstagramアカウントを持っている方は飛ばしてください。
手順.1 アカウント情報の登録
Instagramにログインをしている場合はログアウトして「登録」ボタンをクリックします。
(既存アカウントにログインしている場合は、表示されているログイン情報をクリアにしてから「登録」ボタンをクリックします)

画面が変わり、以下のようなアカウント情報登録画面になります。
ユーザーネームやパスワードを入力して「登録する」をクリックします。

●携帯電話番号またはメールアドレス
後ほど、登録した携帯電話番号(メールアドレス)宛てに、本人確認用の認証コードが送られてきます。認証コードをしっかりと確認できる情報を登録しましょう。
●フルネーム
通常はビジネス名を登録します(例. 山梨集客ドットコム)。
良く知られている名称を登録することで、他の人があなたのアカウントを見つけやすくなります。14日以内に名前を変更できる回数は2回までです。
●ユーザーネーム
英単語(小文字)と数字で登録します。他に使っている人がいると×が表示されます。
●パスワード
英単語(小文字)と数字で登録します。
手順.2 誕生日の入力
誕生日(日付は任意でok)を入力して「次へ」のボタンをクリックします。

手順.3 認証コードの入力
手順.1で登録した携帯電話番号またはメールアドレスに6桁の認証コードが送付されてきます。
その認証コードを確認、入力して「次へ」ボタンを押します。

以上でアカウント登録は完了です。
その後表示される画面右上のマークをクリックし、プロフィール写真や店舗紹介文といった初期設定を完了させましょう。

FacebookページにInstagramアカウントをリンクさせる
ここからは、Facebookページ(Facebookの企業情報ページ)に、Instagramアカウントをリンクさせる方法です。
FacebookページとInstagramアカウントをリンクさせるためには、Instagramのログイン情報が必要です。
事前に確認をしておきましょう。
手順.1 ページを管理
Facebookにログインし、Instagramのアカウントを紐づけたいFacebookページに移ります。
ページの左にある「設定」をクリックすると「ページ設定」になります。

手順.2 ページ設定
ページ設定の画面に変わります。
左下部にある「Instagram」→「アカウントをリンク」をクリックします。

手順.3 Instagramメッセージ設定を選択
Meta Business Suiteの受信箱でFacebookページへのメッセージ以外にもInstagramメッセージなども管理するかどうかというものです。問題なければそのまま「次へ」をクリックします。

手順.4 リンクさせるInstagramアカウントでログイン
Instagramのログイン画面が表示されます。
FacebookページにリンクするInstagramアカウントのログイン情報を確認し、「ログイン」をクリックします。

手順.5 リンクの完了
リンクが問題なく完了すると、以下の画面が表示されます。

ページ下部には現在のInstagramの登録情報も表示されています。
表示されているInstagramの情報を追加するには、Instagramにログインし、プロフィール編集で情報を追加すれば、表示されるようになります。
さらに Facebookページでの投稿をInstagramに同期させるため 「Instagramビジネスツールを追加する」に進みます。
Instagramアカウントをプロアカウントに切り替える
Instagramアカウントをプロアカウントに変更することで、
- Facebookページの「投稿」から、Instagramに同時投稿することができるようになります。
- Instagramアカウントのトップページに電話番号、住所などが表示され、メールアドレスや電話がすぐできるリンクも表示されるようになります。
つまり、投稿の手間を省き、一般ユーザーからビジネスへのアクセスが簡単になるので、こちらも行います。
手順.1 ビジネスツールへの切り替えボタンをクリック
「Instagramビジネスツールを追加」部分に表示されている「切り替える」ボタンをクリックします。

手順.2 Instagramアカウントへのログイン
ログインが求められた場合は、先ほどリンクしたInstagramアカウントでログインします。

手順.3 Instagramアカウント プロアカウントへの切り替え
その後、Instagramアカウントをプロアカウントに変更するために「次へ」をクリックし処理を進めます。

手順.4 プロアカウントへの切り替え完了
設定が完了すると、「切り替える」のボタンは無くなり、表示も「リンク済みのInstagramプロアカウントを管理する」と変わります。

以上で設定は完了です。
FacebookページからInstagramに投稿する
実際にFacebookページからInstagramに投稿してみましょう。
手順.1 Meta Business Suiteの投稿ツールを利用
FacebookページからInstagramに投稿するには「Meta Business Suite」の「投稿ツール」を利用します。
Facebookページで最初に表示される画面の左側にある「投稿ツール」をクリックします。

手順.2 「投稿を作成」をクリック
パソコンの右上部にある「投稿を作成」をクリックします。

手順.3 「投稿先」をクリック
投稿を作成する画面に変わります。
この時「投稿先」の▼部分をクリックします。

すると、FacebookページにリンクしたInstagramアカウントが表示されます。
✅すると、Facebookページだけだった投稿先にInstagramも追加されます。

ちなみにですが、Facebookページの✅を外して、Instagramだけにも投稿できます。
Instagramにログインせずに、FacebookページからInstagramだけに投稿できるのも利便性が高いと思います。
手順.4 「投稿先」をクリック
投稿先にInstagramアカウントを追加したら、メディアの選択やテキストを入力していきます。
以下、Instagramに投稿する際の注意点です。
- 「Instagramに投稿するには、写真や動画が必須」です。Facebookでは文字だけの投稿も可能ですが、Instagramには文字だけの投稿はできませんので、Instagramにも投稿する場合は、写真や動画を追加します。
- FacebookとInstagramでは「表示される画像の大きさ」が違います。Facebookではちょうどよい画像でも、Instagramでは見切れてしまうことがあります。そのため「FacebookとInstagram用の投稿をカスタマイズ」に✅し、それぞれの投稿でどのように表示されるか確認できるようにします。

手順.5 スケジュールオプションを選択して投稿する
Facebookページからの投稿では、投稿スケジュールを設定することができます。
「日時を指定(投稿予約)」することで、同じ投稿でもFacebookでは○日○時、Instagramでは□日□時と分けて投稿予約することができます。
時間のある時に投稿を作り溜めしておき、予定に合わせて投稿することができるので、有効活用してみてください。

まとめ
いかがでしたか?
FacebookページにInstagramアカウントをリンクさせるだけで、FacebookページとInstagramに同時投稿ができるようになるだけでなく、
- InstagrmaにログインしていなくてもInstagramに投稿できるようになる。
- 投稿予約の機能も使えるようにもなる。
など、投稿の手間がかなり削減されるのではないでしょうか。
20代~50代の女性ユーザー数が多いと言われていたInstagramですが、男女差も年々縮小しており、多くの人に使われ始めたことで「綺麗すぎない」投稿も増えてきて気軽に始められるようになりました。
是非、FacebookページにInstagramアカウントをリンクさせ、今までFacebookでは届かなかったターゲット層にもビジネスをアピールしてみてはどうでしょうか。