SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)として、日々多くの投稿がされているFacebook。

そのFacebookには、

  • 個人の名前にもとづいた「個人ページ」
  • 個人ページに紐づいた「企業ページ(Facebookページ)」

の2つがあることはご存知だと思います。

例えば私なら、「藤井和昭」という個人ページがあって、その個人ページに紐づけた「山梨集客ドットコム」というFacebookページを持っています。

facebookの個人アカウントと企業ページ

個人的なこともビジネスのことも個人ページに投稿すれば、繋がっている人に「こんな商品、サービスを始めました」と伝えることができます。
また、その投稿を見た知り合いが記事を「シェア」をすれば、自分とは直接つながっていない人にも自分のビジネスの事を知ってもらうことができます。

では、わざわざビジネス用のFacebookページを作るメリットとは何でしょうか?

Facebookページ自体の作成は難しいものではありませんが、もしあなたが、Facebookページを何のために作るのか分からないようなら、ご一読ください。

facebookページを作るメリット

「個人ページではできなくて、企業ページでしかできないこと」がいくつかあります。そのうちのメインを何点かお伝えします。

イベントの作成

Facebook イベントを作成

「新店のオープンセールの案内を出したい」
「セミナーの開催日程をみんなに伝えたい」

という時に、イベントを立ち上げることができます。

ただし、企業ページのフォロワーが少ないと拡散されません。その場合は、他のグループに投稿したりしてみてもらえるようにすることもできます。

サービスや商品の案内

自社で扱っている商品やサービスの案内をする事ができます。企業ページに訪れた方にアピールするには良いと思います。

Facebook サービスを追加

求人の作成

職種・雇用形態・仕事の内容などを記載して、facebookで求人する事ができます。

Facebook求人

とは言っても、求人を出すならもっと使いやすくて効果の高いものがあります。「へぇ~ そんな事もできるんだ~」程度に捉えておくのが無難です。

若干だが、投稿内容が検索結果に表示される

個人ページに投稿した内容は、GoogleやYahooの検索結果には一切表示されません

これはfacebook側での仕組みなので、私たちにどうにかできる代物ではないのですが、企業ページに投稿した内容であれば、Googleなどの検索結果に表示されます。

とは言っても、過度の期待は禁物です。

検索の対象になるのは以下の部分です。
●企業ページ名 例)企業経営者に売上アップの対策と戦略を提供する【山梨集客ドットコム】
本文記事に書いた内事 ブログの記事などを貼り付けても、そちらは検索対象外。

facebookページ 検索対象範囲

普通はfacebookページの内容が検索結果に出てくる前に、ブログ記事の方が先に検索されますので、企業ページの記事を検索結果で見てもらおうとは思わないことです。

企業(組織)の広報の場として

個人事業主の私の場合は、私の考え方=山梨集客ドットコムの考え方になるため、特に個人ページでビジネスのアピールをしても差し支えないのですが、これが5人、10人・・・といった「組織」となった場合は

  • 組織としての意見や方針をお客様に伝える場として
  • 組織としての広告宣伝の場として

利用することができます。

Facebook広告が出稿できるようになる

Facebookには「Facebook広告」という広告機能があります。

Facebookのアカウント作成時に登録した年齢・性別・地域といった登録情報を利用してターゲットを絞込み、そのターゲット以外への無駄な広告配信を省くことができる広告で、広告出稿には必ずFacebookページが必要となります。

Facebookページを持つ一番のメリットはこの「広告出稿ができる」ようになることだと当社は考えています。

有料広告を配信して、自社のサービスや商品をより多くの人に知ってもらったり、ランディングページを用意して商品の購入やお問い合わせに繋げたいのであれば、Facebookページは必須です。
(Facebook広告については以下のリンクをご参照ください)

facebookの企業ページの使い道

このように見てくると「facebook広告ができる」ぐらいで、こちらのビジネスの周知お客様との関係維持としての利用の方がしっくりきます。

だからと言って、集客に繋がらないというわけでもありません。

集客の持つ二面――「新規顧客の獲得」と「既存顧客の維持」――という点で考えれば「お客様との関係維持」も大切な集客対策の一つです。

企業経営を支える利益は「新規顧客」と「既存顧客」からもたらされている事を考えると、どんなに新規獲得ばかりしても、既存のお客様がダダ漏れでは、いつまで経っても「バケツに”利益”は溜まらない」ことになります。

まとめ

facebookの企業ページは集客に直接つながるわけでも、即効性があるわけでもないが、「顧客と利益の維持」においては集客と同等の価値がある。

もし、facebookの企業ページの利用をお考えなら、「ファンになってくれた方に、何を提供すればよいのか?」をよく考えて開設する事をお勧めします。

開設する事は簡単ですが、後々の運用で路頭に迷うことになります。

私のビジネスにおけるお客様は、このブログを読んでくれる企業経営者様。
なので、企業経営の役に立つことを伝えていく必要があります。

その事を今一度確認し、これからもお役に立てられる内容をお伝えしていきたいと思います。