もし、
商品を購入してくれそうな
『見込み客』
を仕組みとして集客できれば
その後のフォローアップで売上に結びつけたり、会社の経営も安定すると思いませんか?
そこで今回は、私自身の経験から、「仕組みとして見込み客を集めている優れたインターネットビジネスモデル」をお伝えします。
目次
事例:A社のビジネスモデル
インターネット上で名刺制作の注文を取っているA社
【利用者の悩み】
ウェブサイト上で名刺の色味や質感について「厚みは、色合いは・・・」と伝えたところで、こちらは手に取ってみないと分からない。
【A社の取り組み】
名刺の購入を考えている人が、実際に質感を確かめられるように「名刺サンプル」を用意した。必要な方はメールで依頼すれば、1~2日で名刺サンプルを手元に取り寄せることができるようにした。
A社が用意したのは、費用にしたら数百円の「名刺サンプル」。
このビジネスモデルの優れている点は以下の2点です。
- 名刺を作りたいと思っているのに「紙質が分からない」という【利用者の悩みを解消】し、【これから名刺を頼んでくれそうな見込みのあるお客様のメールアドレス】を入手していること。
- メールアドレスを入手して、名刺を作るうえでの注意点や自社の取り組み、別商品の案内、時には割引クーポンやイベント案内などを利用者にメールし、見込み客との関係を深め、売上に繋げていること。
無料オファーでリスクなく見込み客を呼び込む
A社は数百円の「名刺サンプル」で見込み客の不便を解消しメールアドレスを入手して売上アップに繋げています。
このA社の事例で、肝となる部分は「名刺サンプルを無料オファーとして提供」している部分です。
オファー・・・マーケティングにおいては「特典」という意味です。
実店舗で販売するなら手に取って確認できるけど、インターネットを使った商品販売では「匂い」「手触り」といった部分は確認できないという「利用者の悩み」を解消しています。
コンサルティング事例 B社の例
ECサイト(ネット販売サイト)を構築し、衣服の販売を考えているB社。衣服の縫製や生地にこだわって販売しています。
ですが、ECサイト上でいくら文章で「こだわった縫製」「手触りのいい生地」と説明したところで、見込み客は確認できません。
そこでB社に「生地や縫製のサンプルを作ってみてはどうですか?」と提案しました。自分がB社の衣服を購入する時、そのこだわっているステッチの丁寧さや生地の手触りを購入前に確認できれば、ますます購入したくなると思ったからです。
実際にサンプルを作って、やってみないことにはどの程度の効果が見込めるのか分かりませんが、利用者の「確かめたい欲求」を満たし「購入前の不安」を消すことはできると思います。
「無料オファー」を作るコツ
インターネット販売は、ネットが繋がっていればどこからでも注文でき、今後さらに発展していくことでしょう。
しかし実店舗とは違い、インターネット販売では五感を使って確かめられないこと――匂い、味、手触り など――があります。
なので、形のあるモノを販売しているのなら、そういった五感を補うサンプルが作れないか、形のないサービスなら、そのサービスを受けた場合に得られるメリットなどをまとめたe-bookなどを作って利用者の「知りたい欲求を満たす無料オファー」を作って提供してみるといいかもしれません。
まとめ
私たちの周りには、知らず知らずのうちに利用している「優れたインターネットビジネスモデル」「集客の仕組み」がたくさんありますが、そのモデルをまねるのは集客対策の常套手段です。
例えば、「セールスレター」という「見込み客を購入に導く文章」があります。
過去に爆発的に売上を叩きだしたセールスレターは、例え50年前に書かれたものであっても、ターゲットを変えたり、販売する商品を変えたりすることはありますが、その根底にある「文書の流れ、感情を刺激する仕組み」は変えずに、何十年も何万回もありとあらゆる業界で使われ続けています。
このように、【成功しているビジネスモデルは、やっぱり真似しても成功する】のです。
あなたのビジネスでも「利用者が知りたいこと」を無料オファーにできないか考えて、形として提供できるものにしてみると、集客がグッと仕組化できると思います。