電話に出たところ、
「1日に200円の予算で広告しているのに、Facebookから身に覚えのない同じ金額が何回も引き落とされている」
「広告アカウントがストップされて、何もできないのですが、どうしたらいいですか?」
との相談を受けました。
送られてきた明細を見てみると、確かに”同じ日に同じ金額が何回も”請求されていました。(以下、請求の一部です。プライバシー保護の観点からぼかしを入れています)
尚、広告アカウントが凍結されている場合のMetaへの連絡は、当社のブログを見て既に実施済みでした(Metaに連絡する方法は こちら)。
ここからできることは、これ以上過剰請求されないように対応すること以外にありません。
過剰請求だと分かった後の対応と今後の予防策についてお伝えします。
目次
過剰請求が判明したら、すぐに実行する事
これ以上過剰請求されないように、また過剰請求分の補償をしてもらうための行動を行います。
【最優先事項】カードの利用を止める
カード会社にすぐに連絡し、利用のストップをかけます。連絡先はカード本体に記載してある場合もありますし、ネット検索すれば連絡先があるので連絡してカード利用をストップします。
消費者相談センターに連絡する
地域や県などの消費者相談センターに連絡します。無料で相談できる弁護士などを教えてもらえたりします。
警察に被害届を出す
Facebookの支払明細などを用意して、警察に被害届を出します。
Meta側が具体的に何かをしてくれるかは分かりませんが、Metaの日本支社に直接相談(できるかどうかは分かりませんが・・・)、訪問するというのも一つの手かもしれません。
Facebook Japan 合同会社
〒105-6436 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー
凍結された広告アカウントはどうなる?
広告アカウントに設定したカード情報が盗まれているため、Meta側で利用者保護のため広告アカウントは凍結されます。
尚、一度凍結された広告アカウントは二度と復帰しません。
Facebookアカウントはどうしたらいい?
カード情報がどこから漏れたのかを特定することは難しいですが、Facebookアカウントのログインから流出していることも考えられます。
なので、ログインパスワードの変更や後述する二段階認証を設定しましょう。
尚、Facebookアカウント、Instagramアカウントの削除はしないようにしてください。
FacebookアカウントやInstagramアカウントは広告アカウントに繋がっているため、FacebookアカウントやInstagramアカウントを削除してしまうと広告アカウントが確認できなくなってしまい、請求履歴などが確認できなくなってしまいます。
再度広告配信を行うには?
facebook/Instagramで再度広告配信するには、以下の二択です。
- 新たな広告アカウントを作成し、支払設定に新たなカードを設定する。その新設した広告アカウントとFacebookページ、Instagramアカウントを紐づけて広告配信する。
- 広告配信代行している業者に依頼する。
月額30,000円程度の広告費であれば、当社が広告代行することもできます。
詳しくは以下の記事をご確認ください。
登録情報を盗まれないためには
情報を盗まれてしまうと、「広告アカウントが凍結されたり」「アカウントの作り直し」といった面倒なことになります。
そうなる前に必ず対応しておいてもらいたいことは
二段階認証の設定
です。
二段階認証とは、Facebookアカウントとパスワードの保護を強化するセキュリティ機能です。二段階認証を設定していると、Facebookが認識していないブラウザーまたはモバイルデバイスから誰かがFacebookアカウントにアクセスしようとするたびに、特別なログインコードの入力またはログインの認証を求められます。Facebookが認識していないブラウザーまたはモバイルデバイスから誰かがログインを試みたときにアラートを受け取ることもできます。
設定方法については、Facebookにログイン後に以下のURLをクリックして確認してください。
https://www.facebook.com/help/148233965247823
最後に
年々クレジットカードの情報を盗む手段(フィッシング詐欺)はずるがしこくなっており、「フェイスブック広告がとまるのでアカウントを確認してください」といったメッセージがメッセンジャーなどに届くのを私も目にしております。
しかし、facebookからそのような連絡が来ることはありません。
盗まれてしまってからでは遅いので、何も考えずにURLをクリックする前に「こんなのが届いているんだけど・・・」と周りの方やITに詳しい方に相談することが大切です。
もし、周りに相談できる方がいないなら、当社のLINE公式アカウントに登録し、スクショをお送りください。無料で確認させていただきます。