「どうすれば読まれる記事を書けるようになるのか?」
という問いに対して、当社が過去にアップロードしたブログから何かヒントをお伝えできればと思います。

過去に投稿したあるブログ

このグラフは、当社のある一日のホームページへのアクセス状況を「Googleアナリティクス」で表示したものです。

googleアナリティクス アクセス数 時間別

それまでと言えば、ホームページへのアクセス数は良くて120/日でした。大体は80~100の間を行ったり来たりしていたのですが、ある記事をブログで投稿したところ、アクセス数がMAXで3,848回/日と大幅に跳ね上がりました。

googleアナリティクス アクセス数 日別

ホームページへのアクセス状況が見れるGoogleアナリティクスの「リアルタイム レポート」は、どこからアクセスしているのかを地図上で見ることができます。北海道から沖縄まで、日本全国で記事が読まれているのが分かりました。

googleアナリティクス アクセス数 地域別

それから数か月経ちますが、今でも多くの方に読まれています。

記事を作成しようと思ったきっかけは?

「自分が困った」ということでした。

コロナ禍の影響で在宅勤務がもてはやされ、Zoomなどのオンラインミーティングが取り上げられ始めた時期でした。

にもかかわらず、

●この前まで使えていたWEBカメラが、なぜか使えなくなった。
  ↓
●家電量販店やネットでWEBカメラを探したがほぼ品切れ、納期未定。
  ↓
●WEBカメラが使えないのは困る。
  ↓
●WEBカメラの代わりになるものをネットで探す。
  ↓
●なんだか良さそうなアプリを見つける。
  ↓
●試しで使ってみたら重宝した!

という流れで、私と同じように困っている人もきっといると思ったからです。

そんな人にこの解決策を伝えたいと思い、記事を作成・アップしました。

人は「悩みを解消したい」から検索する

この一連の流れの中にアクセスが集まる記事のポイントがあります。

それが次の2点です。

  1. どんな悩みを抱えた人に向けて書くのか?
  2. どうすればその悩みは解消するのか?

その記事では、「WEBカメラが無くて、困っている人」「解決策(アプリの使い方・設定方法)を伝える」と目的がはっきりしていました。

あとは、自分で見返しても再現できるように、迷わないように、画像も挿入して丁寧に設定手順を伝えていくこととしました。

SEOを意識してタイトル・抜粋を作る

困っている人を助けたいと記事をネットにアップしても、困っている人がその記事にたどり着かなければ、結局その人の問題を解決する手助けができません。

そこで、検索する人が記事にたどり着けるようにSEO対策が必要になります。

記事で言えば、タイトルや抜粋(ディスクリプション)、本当にそのページをみれば問題が解決するのかといった点を、検索エンジン(Google)に伝える必要があります。

タイトルについて

検索している人は何かを探しているか、困っているか・・・ いずれにしろ一刻も早く解決策を知りたいと思っています。

そこでタイトルを「~の方法」とすることにしました。

「~の方法」というタイトルは、問題の解決策がそこにあると伝えるときに有効なタイトルです。

また、自分が困ってGoogleで探していた時のキーワードとして「webカメラ、代用」という2つのキーワードを選定。

さらに記事を作成する中で、「その結果、何ができるのか」も伝えたいと思い「Zoomに使える」というフレーズを含めることにしました。

それで出来上がったタイトルが以下のものです。

「〇〇(アプリ名)でスマホをwebカメラ化して、Zoomミーティングに利用する方法」

当社では、wordpressでブログを作成しています。表題となるタイトルはh1タグ、見出しはh2タグとなっており、Google検索に影響する部分です。

また、記事中にもタイトルに使った「webカメラ、代用、スマホ」といったキーワードを散りばめています。

抜粋(ディスクリプション)について

タイトルの下にある部分が抜粋(ディスクリプション)です。

この記事を読めば、何が分かって、何ができるようになるのか? を分かりやすく伝えるようにします。

その時にもタイトルに使った「webカメラ、代用、Zoomに使える」といったキーワードを使うことを忘れないようにしました。

記事の長さ、タイトルや抜粋(ディスクリプション)の文字数など

では「記事の文字数やタイトルの長さは?」についてのガイドラインです。

主にGoogleやyahooといった検索エンジンに「好まれるかどうか」を元にした目安として頭に入れておくとよいです。

1.ブログ記事の文字数

検索エンジン最適化のための理想的な長さは1500文字程度と言われています。ですが、特定の話題を扱うのにもっと文字数が必要という時でも1500文字に納めなければならないというわけではありません。

また、短い投稿に価値が無いという意味でもありません。

2.段落の長さ

1つの塊としての段落の長さは、最大で3~4行がベストと言われています。

10行も20行も文章が続くと、どこまで読んだのか目で追うのが辛くなります。そういう場合は、スマホ表示も見ながら、3~4行で段落を分けるとよいでしょう。

3.タイトルの文字数

理想的な長さは55文字です。

4.抜粋(ディスクリプション)の文字数

理想的な長さは155文字。あまりに長いと途中でカットされます。

まとめ

ここまで当社が投稿した記事について話してきましたが、「書く内容や目的がはっきりしているから書けるんだよ」「アクセスが集まったのは、タイミングが良かったからでしょ」と思う方もいることでしょう。

それはその通りで、誰に対して何を書けばいいのか分からない状況では、記事も書きようがありません。また、記事をアップするタイミングもジャストだったと思います。

ですが、そもそものきっかけは「きっと困っている人がいるから助けになりたい」という思いです。その思いが記事を作るパワーになっています。

「何を書いたらいいか分からない」「どうやって書けばいいのか分からない」という方は、商品やサービスを提供していて、質問されたり疑問を投げかけられたことはないでしょうか?

質問されるということは、分からない部分があると理解し、その質問に答えるつもりで書いてみてはいかがでしょうか。

記事になるネタはあちこちに落ちています。あとは、あなたがそのネタに気づいて記事にするだけです。自分の中で「そんな事は当たり前」と思っていることでも、他人から見れば「そうなんだ、知らなかった」ということは多々あります。

あと、書けない理由の上位には「書くのが苦手だから・・・」という人がいます。

ですが、最初から誰でもうまく書けたわけではありません。私も作文は大嫌いでしたし、まさか自分が「文章制作を仕事にする」なんて考えてもいませんでした。

それでもどうにか書けるようになったのは、下手でも書き続けているからだと思います。

最初のころは、文章校正をあまり気にする必要はありません。

それより大事なことは、困っている人のために、少しでも助けになればと思って書くことだと思います。