クライアントから「台湾にfacebook広告配信したい」との依頼があり、広告設定していると「1件の地域に規制要件があります:台湾」と表示されました(以下画像参照)

「要件を確認」をクリックすると「台湾でこの広告セット内の広告を配信するには、認証済み受益者およびスポンサーの情報が必要です」とのこと。
よって、台湾で広告配信するための「認証」を行い、広告配信できるようにしていきます。以下、認証の流れについて詳しくお伝えします。
認証の流れ
認証要件の確認
広告設定内にある「開始する」ボタンをクリックします。

以下の画面が表示されます。
「認証を開始する」で進む前に、「認証要件について」を確認しておきます。

以下、「認証要件について」の注意書きです。当社は受益者ではなくスポンサー、組織ではなく個人ということになります。
- 広告の受益者またはスポンサーを確認します。注: 認証および開示する情報を判断するのは広告主の責任です。
- 受益者: 商品やサービスの宣伝のために広告のデザイン、制作、公開を自ら、または他社に依頼して行う人または組織(個人や事業者など)。例えば、靴を宣伝する広告の場合、販売されている靴の事業者が受益者になります。
- スポンサー: 広告に資金を提供する人または組織。注: 再販業者が関わる場合は、該当する広告セットを掲載しているビジネスポートフォリオを所有する再販業者の名称にします。
- 必要な書類を収集し、認証プロセスを完了する必要がある可能性がある他の当事者に通知します。認証に関する要件は、広告の受益者またはスポンサーが個人なのか組織なのかによって異なります。
- 組織: 広告の受益者またはスポンサーが組織の場合、サードパーティデータベースに一致する組織の記録が見つからない場合は、ビジネスに関する書類の提出を求められることがあります。まずは認証プロセスを開始し、Metaが一致する記録を特定できるかどうかを確認することをおすすめしますが、記録が見つからない場合は、ビジネスに関する公的な書類のアップロードが必要になります。ビジネスの認証に関してMetaで認められている書類について、詳しくはこちらをご覧ください。
- 個人: 広告の受益者またはスポンサーが個人の場合、その人は公的機関発行の本人確認書類を使用して認証を完了する必要があります。受益者またはスポンサーである人が広告アカウントにアクセスできない場合は、以下のことができます。
- アカウントのアクセス許可を更新する: 認証を完了できるように、その人にアカウントへの部分的なアクセス許可または全権限(管理者や広告管理者など)を付与します。
- 現在アクセスできるアカウントから本人確認を行うよう依頼する: 認証が完了すると、その人が認証に使用したアカウントに対して、あなたが少なくとも部分的なアクセス許可(管理者や広告管理者など)を持っていれば、その認証済みの情報を再利用することができます。
- 認証するのに適切なアクセス許可があることを確認します。認証するオプションを使用するには、少なくとも広告アカウントへの部分的なアクセス許可(管理者や広告管理者など)が必要です。広告アカウントがビジネスポートフォリオにある場合は、あなたもビジネスポートフォリオに含まれている必要があります。
認証の開始
「認証を開始する」ボタンをクリックします。

以下の画面が表示されます。
「台湾で広告を掲載するには、広告の受益者とスポンサーに関する追加情報を提供する必要があります」といった注意書きがあります。
続いて「開始する」をクリックします。

認証情報の入力
「機関名と認証番号を提出できる」場合はチェックを入れます。
認証番号を持っていない場合は「スキップ」して進みます。

「組織を認証」or「本人確認する」のどちらかにチェックをして「次へ」に進みます。当社は個人のため「本人確認」にチェックして進みます。

「国」を選択して「次へ」をクリックします。

パスポートや運転免許証など、どれか一つ選択して次に進みます。今回は「運転免許証」を選択して「次へ」進みます。

証明書類のアップロード画面は表示されるので、求められている書類をアップロ書類をて「送信」します。

送信が終わると「完了」ボタンが表示されるのでクリックします。

広告設定画面に戻ると「提供された情報を審査中」と送信が終わると「完了」ボタンが表示されるのでクリックします。

認証の完了
アカウントのメールアドレス宛に認証完了の案内が届きます。
以上で認証作業は終了です。

まとめ
今回は台湾に広告配信するための認証設定についてお伝えしました。
facebook広告(Instagram広告)は世界中で利用されているfacebookやinstagramに広告出稿できて、検索されることなく視覚(文章)で商品やサービスを伝えることができるため、言語の壁を飛び越えて世界中の潜在顧客にリーチできます。例えば、外国語対応のウェブサイトなどをお持ちの方は、facebook広告から自社サイトに誘導→商品やサービスの購入といった導線作りもできます。
新たな顧客層へのアプローチ手段としてのfacebook広告(Instagram広告)の活用を考えてみてはいかがでしょうか。